風景撮影は三脚とフィルターワークが重要なポイントになる!!
スマートフォンは、ポケットからさっと取り出して手軽に写真を撮れるのが魅力のひとつです。
最近では、カメラの多眼化、センサーの大型化、RAW現像対応等による高画質化が進み、本格的な写真も撮れるようになってきました。
Xperia 5 Ⅱ(24mm) 2021/2 名港トリトン
Sony Xperia 5 Ⅱは、高画質のカメラを最大限に生かすため、デジタル1眼カメラαゆずりの操作性と機能でプロレベルの撮影を可能にしています。
スマートフォンに限らず、風景撮影は三脚とフィルターワークが重要なポイントになります。
三脚を使うと光量が少ない条件でもブレずに低ノイズで撮影できます。レンズフィルターを組み合わせれば、表現の幅が大きく広がります。
今回は、私が使っている、Xperia 5 Ⅱで本格的な風景を撮るための撮影アイテムを紹介します。
目次
三脚アイテム
三脚撮影には、スマホを三脚に固定するスマートフォンフォルダーとシャッターブレを防止するリモコンが必要です。
K-3+DA★16-50 2021/4 三脚アイテムとレンズフィルターアイテム使用例(Sony Xperia 5 Ⅱ+三脚アイテム+Velbon QRA-635LⅡ+レンズフィルターアイテム+Kenko ステップアップリング 58-77mm+H&Y グラデーションND8)
Leofoto スマートフォンフォルダー PC-90II
上部がネジ固定で下部がロック機構付の伸縮構造になっており、56-90mm幅のスマホを素早く固定できます。
少し高価で64gと重いですが、一般的なバネで押さえるタイプよりもネジで固定するほうが、安心感があります。
三脚への取付けは、底面の三脚ネジ(UNC1/4)穴を使うか、アルカスイス互換の台座を雲台のクランプで直接固定します。
K-3+DA★16-50 2020/12 「Leofoto スマートフォンフォルダー PC-90II、エレコム Bluetoothリモコン P-SRBBK、エツミ ネジ付きシュー E-6813」
エレコム Bluetoothリモコン P-SRBBK
最大10mの距離からスマホのシャッターが切れるシンプルなBluetoothリモコンです。3分以上操作をしないと自動で電源がOFFになる電池消費を抑える機能がついています。
Xperia 5 Ⅱでは、カメラアプリの音量キー設定をシャッターにすることで動作します。
アクセサリーシューアイテム
デジタル1眼カメラを持っている方は、アクセサリシューにスマホを固定すれば、三脚ひとつでどちらも撮影できます。
スマートフォンホルダーは、ネジ付きシューでアクセサリシューに固定できますが、カメラとスマホを同時に撮影する場合はどちらかの構図が制限されます。
また、スマホで超広角撮影する場合は、カメラのレンズが写り込む可能性もあります。対策として、スマートフォンホルダーとネジ付きシューの間に小型自由雲台を入れます。
K-3+DA★16-50 2021/4 三脚アイテムとアクセサリーシューアイテム使用例(Sony Xperia 5 Ⅱ+三脚アイテム+アクセサリーシューアイテム)
エツミ ネジ付きシュー E-6813
ホットシュー側の固定ネジと三脚ネジ側の固定ネジの2段構造になっているため、ネジ付きシューに取付ける小型アクセサリーの向きを調整して固定できます。底面には三脚ネジ(UNC1/4)穴も付いています。
Leofoto 小型自由雲台 MBC-18
18mmボールの小型な自由雲台ながら、耐荷重は5kgとデジタル1眼クラスにも対応できます。質量は83gで雲台のクランプはアルカスイス互換で汎用性があります。
高さが低くてコンパクトですが、90度までの可動には対応していないので注意して下さい。小型三脚に取付ければ、テーブルフォト用としても活用できます。
K-3+DA★16-50 2021/1 「Leofoto 小型自由雲台 MBC-18、Neewer 37mmクリップオン ND2-400 レンズフィルターキットのフィルターホルダー、Kenko ステップアップリング 37-58mm」
レンズフィルターアイテム
市販されているスマホ用のクリップタイプのレンズフィルターは、37mmと小径なのがほとんどで、超広角カメラではフィルター枠が写り込む可能性があります。
また、デジタル1眼ユーザーであれば、持っているレンズフィルターを有効活用したいところです。
私は、デジタル1眼カメラ用に77mmレンズフィルターと58-77mmステップアップリングを持っているので、37mmクリップオン レンズフィルターキットと37-58mmステップアップリングを購入しました。
37mmクリップオン レンズフィルターキットのフィルターホルダーと37-58mm、58-77mmステップアップリングを組み合わせれば、77mmレンズフィルターがスマホで使えるようになります。
私が持っている77mmND、ハーフND、バリアブルND、CPLフィルターについては、Xperia 5 Ⅱの超広角カメラでもフィルター枠が写り込むことなく撮影できています。
Neewer 37mmクリップオン ND2-400 レンズフィルターキット
クリップタイプのフィルターホルダーと37mm ND2-400フィルターがセットになっています。
今回はフィルターホルダーだけを使います。安価なプラスチック製ですが、クリップ力も十分でスマホにキズが付かないようなシートも付いています。
Kenko ステップアップリング 37-58mm
小径のフィルターネジに大径のフィルターを使えるようにする変換リングです。37-77mmが発売されていないので、37-58mmと58-77mmを組み合わせて使用します。
まとめ
スマホのカメラ機能の高画質化、高機能化により、三脚とレンズフィルターを活用した本格的な風景撮影が可能になってきました。
今までデジタル1眼カメラで撮っていた領域も、少しずつカバーされていくと思います。デジタルカメラ業界はますます厳しくなりそうです・・・。
いずれにせよフォトグラファーは、デジタル1眼カメラであろうとスマホであろうと、機材をいかに使いこなすかが重要です。
最後に、レンズフィルターを使うとゴースト(光が写り込む現象)が発生することがあります。原因と対策について以下を参考にして下さい。
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