フィルターの脱着を最小限にするバリアブルNDフィルター!!
今まで、デジタル1眼カメラの長時間露光(スローシャッター)撮影は、NDフィルタ-のND16とND1000を使っていました。
ND16は、水を滑らかにしたり、動く被写体の背景をブラしてスピード感を強調したりします。ND1000は、移動する被写体を消したり、流して流動感を表現したりします。
ND16とND1000があれば、後はカメラの絞りの調整で殆どの長時間露光撮影に対応できます。
目次
NDフィルターとは
光量を減らすレンズフィルターです。晴天でも背景を大きくぼかしたり、長時間露光撮影をするために使います。
NDの番号が大きいほど減光量が大で高濃度になります。
NDフィルターの課題
NDフィルターは、構図やピント調整時に外したり、減光量を変えるのに付け替えたり、撮影に時間がかかります。
また、絞りの調整ができないスマホで長時間露光をする場合は、2枚のNDフィルターでは細かな調整ができず、天候や時間帯によって露光時間が左右されます。さらに、より高濃度のNDフィルターも必要です。
バリアブルNDフィルター
バリアブルNDフィルターは、フィルターの前枠を回転させるだけで自在に減光量を可変できます。
低濃度で構図やピント調整をしてから、すぐに必要な濃度に可変できます。さらに、スマホの細かな露光時間の調整も可能になります。
私は、バリアブルNDフィルターのmarumi CREATION VARI ND2.5-ND500を追加することにしました。
K-3+DA★16-50 2021/8 「marumi CREATION VARI ND2.5-ND500」
CREATION VARI ND2.5-ND500は、ND2.5からND500相当(使用範囲はND450相当)まで減光させることが可能です。
フィルター枠に簡易的な減光量目盛付で、広範囲に濃度調整ができるベーシックなモデルです。
バリアブルNDフィルターの注意点
バリアブルNDフィルターは、偏光膜を使用するため高濃度になるとX状の色ムラを発生することがあります。
レンズの焦点距離が短い広角レンズほど起こりやすくなるため、レンズの焦点距離に応じた使用可能な濃度範囲を確認しておく必要があります。
まとめ
バリアブルNDフィルターは、フィルターの脱着を最小限にすることで、長時間露光撮影を効率化できます。また、動画撮影には欠かせないレンズフィルターです。
価格はやや高めですが、露光時間の調整に必要なNDフィルターの枚数を考えると、コストパフォーマンスは悪くないと思います。
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