先日、Sony Xperia 5 Ⅱで本格的な風景を撮るための撮影アイテムを紹介しましたが、ひとつ問題点がありました。
南知多町の羽豆岬を撮影したときに、高濃度NDフィルターを使うとゴースト(光が写り込む現象)が発生してしまいました。
Xperia 5 Ⅱは、レンズが明るくかつ絞りの調整ができないため、長時間露光撮影をするには、高濃度NDフィルターを数枚重ねる必要があります。
そうするとかなりの確率でゴーストが発生します。このときは、高濃度NDフィルターを使わずに露出を短めにして撮影しました。
Xperia 5 Ⅱは、楕円のカメラレンズユニットが本体よりも僅かに出っ張っています。これに円形のレンズフィルターホルダーを付けると隙間が発生します。ここから、光が入ってレンズフィルター面に反射してゴーストになると考えられます。
対策として、レンズフィルターホルダーを付ける前に、カメラレンズユニットの出っ張りの段差に沿ってつや消しの黒テープを貼ります。
私は、テーブルフォトで活用しているHCL パーマセルテープ 黒を使いました。パーマセルテープは、素材が紙ベースのため、指で簡単にちぎれ、特殊なノリにより剥がした跡が残りづらいです。
対策を実施して再度、南知多町の羽豆岬を撮影しました。NDフィルター3枚重ねで、露出時間は15秒です。台風が接近しているせいか、怪しげな雲行きです。
Xperia 5 Ⅱ(16mm) 2021/8 羽豆岬
デジタル1眼レフカメラでも日中に高濃度NDフィルターを使うときは、ファインダーから光が入らないようにアイピースキャップを取付けます。
ゴースト発生の条件は、レンズフィルターのコーティング、スマホケースの有無や色にも影響されるので、発生状況に応じて対応して下さい。
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