名古屋市野鳥観察館に、先週行ってきました。
庄内川河口に面した稲永公園内にある、藤前干潟の野鳥を観察できる施設です。館内には30台のフィールドスコープ(地上望遠鏡)が設置されています。
国指定鳥獣保護区の庄内川河口を含む藤前干潟は、特に水鳥の生息地として国際的に重要な干潟としてラムサール条約登録湿地となっています。
私の小型フィールドスコープを使ったスマスコで藤前干潟の野鳥を観察するには、干潮の潮位予測が50cm以下でないと近くに干潟が現れずに野鳥が遠くなってしまいます。
今回は、干潮時間12時02分の潮位予測17cmと絶好の条件でしたが、名古屋の予想最高気温が37℃と高齢者には危険な気温でした(笑)。
熱中症対策として、ファンベストで体の温度を下げることはできますが、頭の温度がかなり上昇してしまうため、日陰がないと厳しいです。
そこで、空調がきいている野鳥観察館でフィールドスコープを使わせてもらい、観察することにしました。
しばらくは、いつもお借りしているフィールドスコープのコーワ TSN-774+TE-11WZⅡ(25~60×)で観察していましたが、観察館の方がコーワ TSN-99S+TE-11WZⅡ(30~70×)を使ってみますかと声をかけて下さったので、使わせていただくことにしました。
Xperia 5Ⅱの望遠カメラ(70mm ※35mm判換算)で撮影すると、合成焦点距離2100~4900mmのスマスコになります。
Googleレンズの検索ではダイサギです。夏場は陽炎の影響で画質が大幅に低下するのですが、細部までしっかりと写っています。さすが、国内最高クラスのフィールドスコープです。
TSN-99S+TE-11WZⅡ(30×)+Xperia 5 Ⅱ(70mm ) 2024/7 藤前干潟
Googleレンズの検索ではカワウとカルガモです。カワウはよく羽を広げたままじっとしていますが、羽を乾かしているのだそうです。
TSN-99S+TE-11WZⅡ(30×)+Xperia 5 Ⅱ(70mm ) 2024/7 藤前干潟
潮位が低く、干潟は大きく広がりましたが、野鳥の数、種類は少なかったです。観察館の方によると、6、7月は野鳥が少ないとのことでした・・・。
藤前干潟で野鳥観察を始めてから約1年となり、よく見かける留鳥のサギ、ガンカモ 、ウ、カモメ類 は撮影できました。これからは、藤前干潟を代表する渡り鳥も観察したいです。
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