写真プリントにコストや時間をかけすぎていませんか?
写真の最終出力として大画面4KTVで鑑賞していますが、写真の額装やコンテスト応募のため、プリントにも取り組むことにしました。写真店のプリントも数社試しましたが、自分好みの仕上げはほぼ不可能です。
K-3+DA★50-135 2014/4 「早朝の山桜」
目次
事務用プリンター
事務用プリンターは、染料5色インクのキヤノン A4複合機を使っています。
事務用だけでなく、L~2L判の写真印刷では十分なクオリティがあります。染料インクプリンターの良い点は、インクが詰まりにくいところです。
写真用プリンター
写真用プリンターは、顔料8色インクのエプソン A3ノビプリンター SC-PX7VIIにしました。キヤノンの顔料インクプリンターは、20kgと高齢者には重すぎです(笑)。
K-3+DA★16-50 2020/3 「エプソン A3ノビプリンター SC-PX7VII」
染料5色と顔料8色では、光沢感こそ染料が上ですが、色再現性、諧調性は顔料8色が大きく上回ります。
ただ、注意点は、プリントを評価する照明です。モニターは自分で発光しているため、それほど照明の影響を受けませんが、反射で発色するプリントは照明で大きく変化します。
顔料インクプリンターは、インクが詰まりやすいので注意して下さい。少なくとも週に1回は印刷しないと、ヘッドクリーニングでインクを消耗したり、ヘッド交換をしなければならなくなる可能性があります。
私は、印刷しない場合は、ノズルチェックをして詰まりを防止しています。
照明
照明の平均演色評価数は、基準となる色の再現性を数値で表したもので、100%の再現がRa100です。
顔料8色プリントは、平均演色評価数がRa80程度の一般的なLED照明下では暗い印象になりますが、Ra90以上の照明では、カラーマネージメントされたモニターに近い色再現性があります。
私は、演色評価数96以上のNeewer NL660 2.4G LEDビデオライトで最終確認しています。
カラーマネージメント
プリントコストの大部分は、高価なインク代と時間です。モニターで確認した画像が、正確にプリントされれば、調整に伴う再印刷を最小限にできます。
K-3+DA★16-50 2020/3 「BenQ カラーマネージメントモニター SW240+グリーンハウス 4軸モニターアーム GH-AMCA02」
モニター、プリンター、照明をしっかりとカラーマネージメントすることが重要です。
最後に
いつもは、モニターや4KTVで鑑賞していますが、A3ノビで印刷して額装された写真はやはりいいものです。
逆にコストをかけてでもA3ノビ以上で印刷したいと思うような写真を撮ることが、目標なのかもしれないです。
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