四季のある日本で季節の移り変わりを楽しもう!!
私は、愛知県を中心に花、風景、街を撮影しています。
写真を撮るようになって最も変化したことは、季節を身近に感じるようになったことです。
それまでは、暑い、寒いくらいしか気にしていませんでしたが、写真を撮るようになってからは、日常生活の中で季節の移り変わりを敏感に感じるようになりました。
今回は、季節を感じさせてくれる花たちを紹介します。
目次
早春の桜
春は、やはり桜でしょうか。私にとって、桜は花と言うよりは、風景の特別な被写体です。淡い色の小さな花が密集して細かな枝が沢山あるため、機材の性能が試されます。
南知多町の聖崎公園は、約60本の河津桜が植えられており、ソメイヨシノと比べて1か月ほど早く、2月下旬から3月上旬頃に見頃となります。
河津桜は、緑の葉が目立つ木が多いのですが、1本だけソメイヨシノのように花が密集している木があります。
K-3+DA★50-135 2021/2 「早春の河津桜」
早春の青空を背景にした赤みの強い花は、今年も春が訪れたことを実感させてくれます。
初夏のバラ
風景では桜が特別な被写体ですが、花ではバラが特別な被写体です。美しさ、香りのよさ、大きく華やかな花から小さく愛らしい花まで種類も多く、まさに花の女王です。
名古屋市の名古屋港ワイルドフラワーガーデンブルーボネットは、テーマ別のガーデンで四季折々の花を鑑賞しながら、ゆったりと過ごせます。
海外のバルコニーを彷彿とさせる窓辺に咲いているバラは、日本ではあまり見かけない光景です。
K-3+DA★55 2014/5 「窓辺に咲くバラ」
5月に入ると初夏の日ざしとなり、花たちが最も華やかになる季節です。
梅雨の紫陽花
梅雨の季節は紫陽花だと思います。
東海市の大池公園花しょうぶ園は、5,000株の色とりどりの花しょうぶと周りに咲くあじさいが楽しめます。
花しょうぶもそうですが、花は晴れると影が強く出るため撮影しずらくなります。
晴れてきたのでしょうがなく咲き始めの紫陽花を撮っていると、梅雨の晴れ間の日ざしと手前の若葉とのコラボレーションにより綺麗な緑色になりました。
K-3+DA★50-135 2018/5 「咲き始めの紫陽花」
紫陽花に限らず、咲き始めの花には大輪の花を咲かそうとする生命力を感じます。
盛夏の花ハス
梅雨明け後の本格的な夏は花ハスになるでしょうか。
大府市の星名池は、親水空間の整備の一環として2000年にハスが植栽された農業用溜池です。池の中央に東屋が設置され、池の上からハスの花を鑑賞できます。
花の良さは、遠くの名所・旧跡だけでなく、身近な撮影スポットでもそれなりに美しい写真が撮れることです。
K-3+DA★50-135 2014/7 「大輪の花蓮」
花ハスは、バランスが良く高貴な美しさがあるので綺麗に撮れます。素晴らしい被写体はありふれた日常の中に潜んでいます。
晩夏のひまわり
夏のギラギラとした日ざしによく合うのはひまわりです。
南知多町の観光農園花ひろばは、広大なひまわり畑が有名で、時期をずらしながら畑を変えているため、いつ行ってもそれなりに楽しめます。
高コントラストな青空を背景にしたひまわりが定番ですが、既成概念にとらわれることなく挑戦することも必要です。
K-3+DA★55 2016/7 「ほのかに咲くひまわり」
暑さが限界を超えて蜃気楼のように霞んで見える、ほのかに咲くひまわりです。
中秋の彼岸花
秋になれば、彼岸花が思い出されます。
童話作家・新美南吉が生まれ育ち、童話「ごんぎつね」の舞台にもなった半田市の矢勝川堤は、秋になれば彼岸花の真っ赤な絨毯に覆われます。
広い群生地でも辛抱強く探していると、撮って撮ってとアピールしている花が見つかります。
K-3+DA★55 2016/9 「ピンク色の彼岸花」
赤い彼岸花は妖艶な雰囲気があるので暗いイメージになりがちですが、ピンク色の彼岸花は「明るいイメージにしてね」と言っているようでした(笑)。
まとめ
春の梅と山桜は、東海の絶景として改めて紹介します。
四季がある日本だからこそ、季節の移り変わりを楽しむことができます。写真を撮っていて良かったと思います。
これからも、何気ない日常の写真を撮りたいです。
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