デジタルカメラのホワイトバランスにもう悩まない!!
撮影機材を久しぶりに購入しました。フルカラーバランスをセッティングするCBLレンズです。
PENTAX(リコー)ユーザーなら、メーカーホームページのコラム「写真三昧」に記事があるので、ご存知の方もいると思います。
リコーイメージングフォトにポイントが貯まっており、ストアで安くなっていたので、購入することにしました。
目的は、ホワイトバランスの精度やバラツキの改善です。
目次
ホワイトバランスとは
デジタルカメラで被写体の色を忠実に再現するには、ホワイトバランスという色の補正が必要です。
人間はどんな光の中でも白いものを白と認識します。しかし、デジタルカメラは、光の色による色かぶりをそのまま写してしまうため、光源によっては、白が黄色や青、オレンジ色になってしまいます。
そこで、白を白色と写すための色の補正がホワイトバランスです。
ホワイトバランスの種類
ホワイトバランスには、カメラや画像処理ソフトのオートホワイトバランスやプリセット、色温度指定、白やグレーカードを使ったマニュアルホワイトバランスがあります。
オートホワイトバランスは、自動的に光源の種類を認識して色補正する機能です。大きくは外さないですが、忠実な色再現には向かないです。
プリセットは、あらかじめ用意されている光源の種類を設定します。忠実な色再現というよりは、表現したいイメージを強めるために使うことが多いです。
色温度とは、光の色を数値で表したもので、太陽光は5500K、白熱電球は3200Kなどです。色温度指定は、色温度を直接数値で入力するため、より細かな設定が可能です。
白やグレーカードを使ったマニュアルホワイトバランスは、色の基準となる白を写してカメラに教えてあげる方法で、忠実な色再現が可能です。露出補正用の、白と黒の中間の18%グレーカードを使うのが一般的です。
ホワイトバランスの問題点
オートホワイトバランスは、補正の精度に限界があり忠実な色再現には向きません。
グレーカードを使ったマニュアルホワイトバランスは、補正の精度は高いですが、基準となるグレーカードの僅かな色付きや劣化、光のあて方に影響されるため、バラツキが発生します。
フルカラーバランス
従来のホワイトバランスの精度やバラツキの問題点を改善し、自然な色を再現するのが、フルカラーバランスをセッティングするCBLレンズです。
原理は、コンデンサレンズですべての光源を集光し、ミックスボードでフルカラーバランスの整ったスペクトラムを生成、反射ボードでデジタル撮影機材のセンサーにデータを放出します。
K-3+DA★16-50 2020/1 「CBLレンズ」
使い方は、グレーカードと同じで、CBLレンズを写してカメラのマニュアルホワイトバランスで設定します。
まとめ
特にホワイトバランスに悩むのは桜と紅葉で、早朝や夕方の斜光で撮ると暖色に偏りすぎて補正しきらずに断念することもありました。
今年の紅葉から使っていますが、CBLレンズのフルカラーバランスをベースに、今までは苦手だった暖色系の仕上げにも挑戦できるようになりました。
基準がしっかりしているからこそ、応用が可能になります。
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